増元正一さんのご冥福をお祈り申し上げます
 
スワン社HP たるげい 2002年10月18日号

 
 
ふるさと
 
新谷 保人
 

 「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」が運営する掲示板、「北朝鮮・拉致問題」掲示板から「ブルーリボン」の画像をお借りしました。以前は、この全国協議会の「拉致問題掲示板」で一本化されていたのですが、9月の日朝会談直後からの、あまりの書き込みの多さに掲示板が一時パンクしてしまい、その後、このような「救う会オフィシャル」〜「雑談用」〜「議論用」〜「バトル用」(!)などの各掲示板に分かれる方式に変わりました。それくらい、今を生きている白熱の掲示板といえるでしょう。今回ご紹介している書き込みは「雑談」掲示板からのものです。
 

 10月15日のテレビはNHKで見ていました。学園祭の代休で家にいたもので。
 想像していたよりも案外やつれていないなぁ…蓮池さんはジュビロ磐田の藤田に似ているなぁ…などと思っていたのですが、これが大間違いだった。後日、ビデオで撮っていたフジテレビ映像の方で見てみると、不自然な顔のシミ、皺がくっきり。金日成バッジもくっきり。
 映像って、怖いもんだなぁ…としみじみ思いましたね。見せたくないと思えば、NHKのように、バッジでも監視役の赤十字工作員でも何でも目の前から隠せる。藤田選手どころじゃない。フジテレビに写っていた人は、まごうことなき拉致された日本人そのものでした。拉致問題に関しては、フジ産経グループの鍛え方はちがうからね。撮るべきものをしっかり撮っている。
 同じことを感じられた人は多く、掲示板の書き込みにも、そのことにふれた話題がかなり出てきています。

 
 


家族を 取戻せ。 投稿者:正勝  投稿日:10月18日(金)13時04分14秒
一時帰宅の名目で帰られた 5名の方を シナリオのように 北朝鮮に戻すのは 非情で、馬鹿げていると考えています。
帰られた方々全員が あの年齢で 入れ歯(取り外し)を入れておられます。
また、男性の方の 日焼けと 痩せ 手の皴は 過酷な条件での 肉体労働でしょう。
毛髪は 植毛か 毛染めの光沢らしいです。
北朝鮮は当然ながら 共産国家であり 最近では 南北の離散家族の一時帰国の行事がなされた後の 北朝鮮に帰られた方の その後の悲惨な生活や噂では 袋に詰めて 金槌で殴り殺す事が平気になされた話が伝わっています。
これは旧ソ連の頃にも 西側の文化の一端に触れ帰国した人間への扱いも同様に悲惨なものでした。殆どが死亡されたと 数多くの著述で確認されています。
ともかく 異文化に触れることは厳禁で 死さえも覚悟がいるのです。
日本は 一刻も早く 5名の方々の御家族を 日本に取り戻すべき 最善の努力をすべきでしょう。おそらく北朝鮮は 帰宅をさせると思います。
今は 外務省と御本人の希望にそって 帰宅にするような話が 当然のようにマスコミで言われてますが 甚だ疑問で 反対したいです。
御家族を取り戻す運動を 広く流布すべきと考えております。

 


隠し切れない! 投稿者:兵庫県出身者  投稿日:10月18日(金)15時15分11秒
政治的な意見ではないのですが、帰国した方を見た瞬間から気になっていることがあります。
どなたかも書いておられましたが「歯」のことです。特に女性3人の歯の年齢のとり方が尋常ではありません。女性は出産する毎に「歯がもろくなる」ことは常識ですが、皆さんの歯の年齢のとり方が異常だと思いませんか?5人の痩せ方、くすんだような肌の色。いくら北朝鮮は特権階級でいい暮らしをしていると言われても、貧しいことはない、食べたものを食べられると言われても、真新しい洋服を着ていてもはっきりと見えてきます。北朝鮮がどんな演出をしてこようとも見えてきます。彼らが精神的にも肉体的にも酷使され続けている現実が・・・・。日本にいる間に精神的なケアはもちろん身体的なケアもしていただきたいです。そして5人、その他に約100人いらっしゃると言われている被害者の方々、日本に返せ!と声高に言いたい。軟弱外務省はあてになりません。一般国民で声をあげていきましょう。私たち一人一人の力は小さいですが、まとまると世論となり協力できるはずです。

 


 私も、あの、土木作業員のような「日焼け」が妙に気になる。あの、日焼けというか、肌のくすみ方は、長年にわたって土木や建設や農作業などで働いてきた人たち特有の肌なのであって、渋谷のコギャルが日焼けサロンで焼いたようなものではない。まさしく、この人たちが「アリラン祭」マスゲーム奴隷労働のプラカードの後ろにいた人たちなのだと、ちょっと戦慄した。
 

 今回も、子どもたちの反応の方が早いし、正義でもあった。いったい、日本の40〜50代のサラリーマン・オヤジたちは何やってるんだろうか…何しにこの世に生まれてきたのだろう。
 


不思議! 投稿者:あさこ  投稿日:10月18日(金)14時41分01秒
かなり初歩的な質問で、呆れちゃうかもしれません。ごめんなさい。わたしは、まだ年齢も若く、拉致問題について詳しく知りませんでした。でも、今回、自分が産まれる前や、赤ちゃんだった頃に、あんな悲劇が有ったなんて!報道で子供の事から聞いていましたが、半信半疑でした。一つの国家がそんな誘拐みたいなせこい(言い方が悪いけど)犯罪をするかなーって。でも、事実でしたー。ショックです。
初歩的な質問で、ごめんなさい。でも、知りたいのです。新聞を一生懸命読んでも、書いてないのです。図書館に行っても、それらしき文献は無いし。それで、ネットで探したら、色々出てきて、びっくりしました。議論出来る程詳しくないので、この掲示板に書きます。

@帰国された方たちは、何故北朝鮮に怒りを感じていないのですか。(自分に不幸をもたらした国になのに、何でその国の変なバッジ付けてるの!)
A何故、北朝鮮から、お手紙など出せなかったんでしょうか。
B亡くなったとされた方々は、もしそれが事実なら、処刑されたのでしょうか。(事実と思いたくありませんが。)だとしたら、何故?
Cそうなると、生きている方たちは、何故助かったのでしょうか。(逆らわなかったから?)
D今回、5人の方をこのまま帰してしまって、それで終わり、って事にはならないですか。それは絶対やばいですよね?

わたしの様な、社会的に力もない、人間に、何か出来る事はないでしょうか。教えて下さい。慎重にやっていけば、皆さんご家族で帰国って出来るいいチャンスかもしれないですよねっ☆
 


一つの提案<あさこ さんへ 投稿者:日系アメリカ人  投稿日:10月18日(金)14時57分40秒
>ネットで探したら、色々出てきて、びっくりしました。

そうですね。ネットにはいろいろな方の意見が載っていて、整理するのは大変です。そこで提案なのですが、一度ひととおり目を通しみてはいかがでしょうか。「拉致問題」がまだ「疑惑」だった頃からの話をやさしく説明されているサイトはかなりみられます。北朝鮮についてのもあります。あさこさんと同じ年代の方で、積極的に語られている方も大勢いらっしゃるようです。
面倒かもしれませんが、他の人の意見をここで募るだけでなく、すでにネット上のあちこちにある意見を、自分なりに理解して、整理して、どれが共感できて、どれが共感できないかを判断できる力を養いましょう。
それほど難しいことではないと思いますよ。一つの提案として。

 


 「拉致問題」の本、置いていない図書館なんか捨ててしまいなさい(笑) ほんとに同業者として恥ずかしい限り。「バカボンのパパ」の方が、はるかに図書館です。
 


北朝鮮にある山の中の強制収容所って。 投稿者:river 投稿日:10月18日(金)15時01分07秒
北朝鮮の山の中にある強制収容所は、今はどうなっているのだろう。
これがあることも、一時期国した5人が何も語れない原因ではないのだろうか。
北朝鮮のあらゆる人権侵害を可能にし、人々を恐怖に陥れ、人々を沈黙させるものではないか。
アウシュビッツの強制収容所と同じことが、いまだにあるのか。
金日成、金正日父子が世界に知られるのを最も恐れてきたのも、この収容所の存在だそうだ。

一時帰国した5人を北朝鮮にこのまま戻しても大丈夫なのだろうか。
韓国に一時帰国し、北朝鮮に戻った人が、袋に詰められ、半殺しのめにあうほどだったというのを、以前どこかのサイトで見たおぼえがあるが。
このまま、5人を北に返して本当に大丈夫なのだろうか。

 


北朝鮮収容所・参考文献 投稿者:バカボンのパパ  投稿日:10月18日(金)15時06分29秒
「北朝鮮絶望収容所」 安明哲 ワニ文庫
「北朝鮮脱出 地獄の政治犯収容所」 羹哲喚,安赤 文春文庫
「北朝鮮大脱出 地獄からの生還」 宮崎俊輔 新潮Oh!文庫
「朝鮮総連と収容所共和国」 李英和 小学館文庫
「北朝鮮 その衝撃の実像」 朝鮮日報 講談社+α文庫

 


北朝鮮収容所>バカボンのパパへ 投稿者:river  投稿日:10月18日(金)15時37分37秒
タイトルだけ読んでも内容が想像できるような、こんなヒドイ国へ、5人をまた戻すことを日本は選んでいるのでしょうか?彼等は、何度、日本国の犠牲になればいいのでしょう?
我々は、こんな国と国交正常化のために、米を送り、血税を送り、これからまたさらに多くの米と血税を送ろうというのか。日本も何という国なんだ。。。

 


北朝鮮収容所・追伸>バカボンのパパへ 投稿者:river 投稿日:10月18日(金)16時14分00秒
本のタイトルをたくさん教えていただいて、ありがとうございます。
と書こうと思ったら、忘れてしまいました。すみません。

しかし、このタイトルは何度見ても、心が締めつけられます。
私は、アメリカに、金正日の家にだけミサイルを落してほしい、とお願いしたい。
と過激な事さえ願ってしまうほど、憤りを感じます。
北朝鮮は、対話や交渉で、スマートに外交できるような国じゃないように思います。
同盟を結んでも約束など簡単に破る国です。
人質外交、瀬戸際外交と呼ばれているが、その中身を私達はもっと深く知るべきだと思います。
強制収容所の存在もその一つだと思っています。
国民の多くが飢えてるのに、金正日のあの出っ張ったお腹な何なのだ。
歯もきれいだし。
息子の金正男もやたらお腹の出っ張った人だったが。

戻ってきた5人が、いくら北朝鮮で不自由のない生活をしていたと言っても、
歯やこけた頬、くぼんだ目、痩せた体、それに男2人は日に焼けている、これを見れば、
肉体的にも精神的にも圧力がかかっていると思って当然ではないか。

金正日、金正男、最後は、あなた達が一番大事にしている<強制収容所>に入りなさい。
 


 私も心情的には「金正日の家」だけど、ミサイル落とすんなら、いちばん効果があるのは「収容所」でしょうね。収容所の監視兵がいる詰所とか、中国国境沿いの警備ラインをピンポイントで破壊しつくしてやれば、北朝鮮のいちばん隠したかった秘密がわらわらと全世界の前に出てくることでしょう。でも、ミサイルの出番なんてまだまだ早いですよ。強制収容所や金正日のお家を守っている兵隊たち自身に「壁」を壊させればいいんだ。
 クーデターです。たとえどれほどのアホが政権奪取したとしても、金正日よりはマシだろう。あれに勝るアホなんて世界史上でもそんなにはいないですよ。そして、新政権をとった奴は罪を全部「金正日」になすりつけて、即座に拉致した日本人を日本に帰せば良いのではないだろうか。餓死や強制収容所の責任も全部「金日成」や「金正日」になすりつけてしまえばよいのだ。拉致された人たち全員(と国際戦犯・金正日の身柄)が日本に帰って来れば、あとは別に文句はないけどね。新政権の国際デビューのためにも最良の解決策ではないだろうか。「死亡した」とされていた横田めぐみさんや李恩恵が「じつは生きていた!」ということにでもなったら、こんなに嬉しいことはないだろう。(かなりの確率で生きていると私は思うが…) 友好が大好きな日本人も、これで大手を振って経済支援ができるというものだ。

 このアイデアは、そんなに最近のアイデアではありません。数年前、森喜朗ってアホがポロッと喋ってしまった「第三国発見案」とともに、昔からささやかれていた拉致問題解決案です。でも、かつては、北朝鮮の軍事力神話みたいなものがまだ生きていた時代だったので、「クーデター」案なんかに現実性はないとされていたわけですね。しかし、なんとも皮肉なことに9月17日の金正日の方がこの技を使ってしまった。曰く、「妄動主義者」と。

 北朝鮮のスパイたち!そして、拉致の手伝いをした国内の「請負業者」たち!親分に「妄動主義者」と呼ばれた気分はいかがですか(笑) 一生懸命働いてきたのに、これだもんねぇ…
 

 5人をまた北朝鮮に帰すなんて、馬鹿なんじゃないのか…日本政府は。

 せっかく、この手に取り戻した5人の命だぞ。何考えているんだか…相手は300万の自国民が餓死しても全然へっちゃらの悪の枢軸なんだぞ。核開発してても、全然平気で「双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を順守する」ってな嘘を平気でこの半世紀ついてきた稀代のペテン師親子だぞ。北に戻ったら、もう二度と歴史の闇の中から出て来れないことがわかっているのに、それでも羽田でお見送りしたいのか?
 5人の命を、今、日本でこの手に確保しているからこその、「残された子どもも帰せ!」という国家交渉なのだ。この5人をみすみす相手に渡して、どうするんだ。こっちは約束を守った良い子ちゃんだったから、今度は君が約束を守る番だ…とでも言うつもりなんだろうか、金正日に。
 つい何年か前、サティアンに残した親や子どもを連れてくるって帰って行って無惨に殺された人たちを私たちは見たばかりじゃないのか。何にも学んでないのね…オウムがダイナマイト程度の威力だとしたら、北朝鮮は一応は核爆弾ですよ。精度は低くてもチェルノブイリくらいの被害はあるんだよ。

 放っておけば遠からず自滅するであろう金王朝。もはや末期で、「拉致」カードでも「核」カードでも何でも大バーゲンで切り売りしている真っ最中。中学3年程度の歴史知識があれば、こんな国が栄えたためしはないことくらい簡単にわかろうものを。そんな国と「国交」を回復している暇や金があるなら、5人の国民の「現状」こそ直ちに回復しろ。無闇に国民の命や財産を浪費するな。リコールするぞ。

 …というようなことを考え書いているのだが、もう掲示板の方では、そういう意見がばんばん書き込まれて行くのですね。
 


忘れてはならないこと 投稿者:七詩  投稿日:10月20日(日)05時01分20秒
一部報道ではエリートの暮らしとか、書いてありますが、普通に考えてみると、暴力で拉致された日本人がかの地で「自由」を享受した生活をしてきたとはどうしてもおもえないのです。朝鮮民族は非常に純血志向の強い排他的な民族です。また、北朝鮮では親の職業によって細かい「成分」という身分制度があります。そうした中ではっきりいって「日本人」の血を持つ者がまともに扱われているわけはない。かの新聞記事もよく読むと日本人は一般市民とは隔離されたところで暮しているようです。居住移転の自由や結婚の自由などの本質的自由どころか、あの住宅のある区域から自由に街を歩き回る自由もないのではないのでしょうか。いわば、巨大な刑務所というか収容施設です。それをエリートの暮し…というのはあまりにもミスリードする言い方ではないのでしょうか。
たとえ物質的には十分な支給がなされていたとしても、厳しい隔離、監視の下におかれていることは想像にかたくありません。
  ※
おそらく、北に送還されたら、彼らには日本に帰る自由はないでしょう。
あまり、これはいいたくないのですが、そのうち「自動車事故」や「ガス中毒」に遭う者もいるかもしれません。かの国の恐怖政治や飢餓は誰でも知っています。近い将来の動乱の可能性もある。
  ※
それなのに政府は、子供を人質にとられた彼らが戻る意志を表明しているといって北に返そうとしている。もし、これが他の国ならどう対応するでしょうか。米英ならとっくに戦争でしょうし、ドイツやイタリアでも「安心して自分の国にいてほしい。子供もこちらにこられるように最善をつくすから」というのではないのでしょうか。どうも日本の対応は変わっているように思います。
  ※
何を食べただの誰と会っただの…といった報道のバカ騒ぎと北でのエリート暮しという記事。そして死亡者についての調査団派遣を見送ったという記事。何か死んだ人についてはこれ以上わかりようがない、生きている5人は北で「幸せに」暮らしている…とそんな雰囲気をつくりだして拉致問題を某省の「思惑」どおり終結させるようでいやな感じです。
  ※
5人を北に戻せば自分の意志で日本に来る自由は100%ないこと。それどころか安全や市民的自由もないだろうこと。
北に拉致され若くして死んだとされるものは8人、いやそれ以上いること。
そんな北に巨額の金を支援し、国交を結ぶことは国民の利益にはおそらく全く反するが、巨額の利権と結びつくため某省庁の利益、そしてそれを自分の任期内にやれば某個人の利益にはきわめてかなうこと…このあたりを忘れてはなりません。
あのアホ報道も情報や日程をリークして某省庁がマスコミを操っているのですかねえ。

 


小浜っ子 投稿者:北朝鮮の情報を与えるべき!  投稿日:10月20日(日)04時30分57秒
はじめまして。私は地村・浜本さんと同じ福井県小浜市出身で、現在は大阪に住んでいます。
子供の頃よりこの事件は知らされており、2年前に拉致現場の展望台へ行きました。当時でも現場に拉致された旨の看板があったことを覚えています。
このニュースは毎日チェックしており、最近気になる発言がありました。
日本に永住することに関して「子供がいじめにあう」とか「夫が米国に逮捕されるかも」という発言で軟調を示していることです。彼らは北では高収入で社会的地位もあるようですが、その上で日本と北を天秤にかけているのが問題です。今後の北の将来は、核・食料支援の問題も含めかなり混迷すると見るべきで、最悪の場合、地位も収入も失ってしまうのは目に見えています。(浜本さんは、97・98年の食料危機の際は苦労したと語っている)
しかし、被害者本人は現状の北の姿を知らないので、賢明な判断ができていません。被害者本人から情報を聞き出すのは誰もが思うことなのですが、もっと彼らに北の情報(過去から現在まで)を与えるべきです。
今は信じてもらえないかもしれませんが、やがて疑念を抱くことになるでしょう。
政府が今後の資金面の援助も考えるということらしいので、子供の将来を本気で考えるなら、日本の社会へ適応云々考えず、日本へ帰る選択をするでしょう。
ですから、どうか彼らに近い人がこれを見ていらっしゃったら、過去から現在までの北の情報を彼らへあげてください。

 


 もし、インターネットの「掲示板」に欠点があるとしたら、こういったあたりではないでしょうか。「日系アメリカ人」さんじゃないけれど、掲示板見ながら「そうだ!そうだ!」なんておだを上げていると、自分で考えなければならない領域までがどんどん壊れて行くのです。(北朝鮮の民衆と同じ…)
 あと、この文章みたいにだらだらと引用で長くなってしまうのも欠点ですね。ほんとは、ここのところを自分の頭を使ってガーッと凝縮した文章を形作るのが知性ってもんなんだろうが、つい甘くなって、誰も読まない大学紀要みたいな文章になってしまいます。反省。

 

 タイトルの「ふるさと」は、文字通り、あの「うさぎ追いし…」の小学校唱歌、『ふるさと』です。日比谷公会堂で今年9月に行われた「救出するぞ!」国民大集会のフィナーレで、壇上の家族会の方々も客席も皆一緒になって歌われました。

 昔は、例えば私も参加させてもらった第1回の時などには、特にそういうエンディングの催しは無かったように記憶しています。右から左まで、まさに超党派〜無党派の国民良識の大集会ゆえ、なかなか皆をとりまとめる「国歌」というものが決まらないのですね。他の集会でも、因幡晃さんの『めぐみ』がかかったり、いきなり『君が代』の大斉唱があったりといろいろな目に遭ってます。でも、私は、第1回集会の時は、これだけの「国民」が自発的に自分の意志だけで自腹を切って東京まで集まってきた事実に対しては、なにかそういう「国民」を讃える「国歌」があってもいいんじゃないか…と正直思いました。ただ、その歌は何?と聞かれると、当時の私には何も思いつかなかったわけですが。
 おそらく、多くの参加者がそういう段階だったのでしょう。そして、その参加者が各地に帰って、各地でいろんな目にあったりしている中で、ある日、心の片隅でポッとひらめいたアイデアが、この『ふるさと』だったのではないかと思います。これだ…と。

 私も賛成したい。『ふるさと』が「国歌」であるのなら私は歌う。なによりも、今、この歌には、私たち日本人の心の歴史がひとつ刻まれた。拉致された同胞を取り戻そうとした日本人たちが歌っていた歌なのだ。『君が代』なんていう、私の心の歴史からは何の関係もない歌とはその重みがちがう。10月15日は私にとってもメモリアル・ディとなった。拉致された同胞の、最初の5人が24年ぶりに「ふるさと」の地に戻ってきた記念すべき日である。