スワン社とは?
 
 「スワン」の名は、日本で初めて、連絡車や情報検索システムが備わった本格的な学校図書館ネットワーク「朝霞ネットワーク」が発祥した1984年の地、東京都と埼玉県が隣接する「志木」「和光」「朝霞」「新座」の四市の頭文字から作られました。図書館のネットワーク化を研究・実践する民間団体です。
 1992年、館種や地域の制約を超えた新たな図書館・読書ネットワークの展開をめざし、北海道小樽市に移住して来ました。2000年6月、ホームページ活動開始。北海道の小さな図書館、小さな町の読書人たちを応援し、役に立つ団体でありたいと考えています。
 2002年10月には、二十年に及ぶ民間研究団体時代を経て、おもに北海道の図書館事情に合うように会社化。北海道にまだ数多く残る図書館未設置町村の解消や、学校図書館の低迷の打開をめざして活動を展開しました。しかし、資金難のため、2003年12月に会社「スワン社」は廃業。現在は、原点の民間組織に戻って活動を続けています。
 けれど、志は、最初の想いと何も変わってはいません。かつて、パソコンの一台があれば、中古車の一台あれば解決したであろう問題に、けれど、その一台が買えず泣いた日々からそれほど私たちは遠く隔たったわけではありません。これからも、真に、人々の読書生活に役立つ「図書館」の姿を求めて活動して行くことには何の迷いもありません。人生の一冊といつかめぐり逢える日に向かって進んで行きましょう!
 
2007年1月1日
スワン社代表 新谷保人 (あらや・やすひと)
 

 
 
スワン社活動概要
 

  1.図書館づくり/運営プラン作成
  2.リニューアル・プラン作成
  3.蔵書データの作成
  4.蔵書検索システムの構築
  5.ホームページ作成〜運営
  6.研究発表、出版など
 
 

 
過去の活動のいくつか
 
埼玉県・SWANネットワーク時代 (1984年〜1991年)
出版物1
季刊『SWAN』/各種『ネットワーク・ニュース』などの発行。
出版物2
『朝霞・入間・川越・比企4NW合同蔵書目録《参考図書編》』/『朝霞・入間・川越・比企4NW合同蔵書目録《全集編》』の発行。
論文1
『学校図書館』(全国学校図書館協議会)編集委員(1984〜1985年)
「地域の市立図書館とも手を結んで」(図書館雑誌1989年5月号/vol.83 no.5)
図書データ作成1
埼玉県「朝霞」「入間」「比企」ネットワークの蔵書データ編集/ほか

北海道・小樽時代 (1992年〜)
出版物3
季刊『SWAN』/『Northern Songs』/『OS』『OS冒険王』/『収書目録』/各種「通信」の発行。
出版物4
『朝霞・入間・比企ネットワーク合同蔵書目録《児童図書編》』/『収書目録』各年度版の発行。
図書データ作成2
埼玉県「朝霞」「入間」「川越」「所沢」「比企」、山形県「紅花」ネットワークの『収書目録』データ編集(主に1992〜1998年)/ほか
図書データ作成3
「埼玉県立新座高校図書館」ほか、埼玉県内のネットワーク8館の蔵書データ遡及・合同データベース作成/紅花ネットワーク「山形県立真室川高校」図書館の蔵書データ遡及(1992〜1998年)
図書データ作成4
「北海道立伊達高校図書館」ほか4館の遡及データ作成(1997〜1999年)

インターネット「おたるの図書館」時代 (2001年〜)
出版物5
『小樽短大図書館だより』<市民対応版>の編集・発行。(1997年〜2003年)
出版物6
『SWAN』(月刊)/『Northern Songs』(月刊)の再開。(2003年〜)
図書データ作成5
「小樽短大図書館」蔵書データのリニューアル/「小樽看護専門学校資料室」「市立小樽文学館」の遡及データ作成(2001年〜)
ホームページ作成1
「小樽看護専門学校」「小樽啄木会」などのホームページ作成(2001年〜)