|
|
|
ずがこうさくの じかんは、 じょうずに えを かいたり じょうずに ものを つくったリ する ことが、めあてでは あリません。 きみの めで みた ことや、 きみの あたまで かんがえた ことを、 きみの てで かいたり つくったり しなさい。 こころを こめて つくっていく あいだに しぜんが どんなに すばらしいか、 どんな ひとに なるのが たいせつか、 と いう ことが わかって くるでしょう。 これが めあてです。 |
ひとは、てと かんじる こころで ものを つくリます。 しんけんに つくると、かんじる こころが するどく なります。 |
人は、あたまと 手と、かんじる こころで、ものを つくリます。 しんけんに つくると、かんじる こころが するどく なリます。 |
絵をかくときも、ものを作るときも、人は、頭と手をはたらかせて、とりくみます。 しんけんにとリくむと、はじめに考えていたときよりも、ずっと感じがふかまリ、生きているようになってくれます。 |
絵やものを見て、すばらしいと感じられるのは、感じる心が開いているからです。 どこがすばらしいかわかるのは、前にいく度も失敗しながら、絵をかき、ものを作ったことがあるからです。 絵がどんなふうにかかれたか、ものがどんなふうに作られたかがわかると、作品のほんとうのよさがわかリます。 |
ものには、見えるものと、見えないものがあリます。 人は、目に見えるものをかいたリ作ったリしながら、実は、やさしさとか真実とかといった、目にはみえないものを表そうとしました。――見えるものを通して、見えないものを表現したかったのです。 |
この本をよむ人へ この本には、図画工作の時間に、かいたリ作ったりするものが、のっています。じょうずに絵をかいたリ、じょうずにものを作ったリすることが、めあてではあリません。 へたでもいいのです。 きみの目で見たことや、きみの頭で考えたことを、きみの手で、かいたリ、作ったリしなさい。 心をこめて作っていく間に、自然がどんなにすばらしいか、どんな人になるのがたいせつか、ということがわかってくるでしょう。 これがめあてです。 |