一月二十五日


 

 夜、日景主筆が遊びに来、隣室に居る北海旭新聞の支社長甲斐昇君とも初めて逢つた。方々へ手紙を出す。金田一花明君へも長いたよりを認めた。

 


※テキスト/石川啄木全集・第5巻(筑摩書房 昭和53年) 入力/新谷保人

1