十一時頃、山田町の叔父君に起された。話は何分頼むとの事だけ。
今日は一日外出しないで、“ほととぎす”の新年号を読む。寒い日だ。保君に手紙出す。
※テキスト/石川啄木全集・第5巻(筑摩書房 昭和53年) 入力/新谷保人