モノクロームの小樽へ
《小樽の街を歩こう・インターネット編 第12回/短大図書館だより 2002年3月号》
 
 
 今回より数回、インターネットの世界に現れている《小樽》関係のホームページをご案内したいと思います。
 まず、検索エンジン「Yahoo!」を使ってキーワード《小樽》で検索開始。この結果、99件のホームページがヒットしました。上からひとつひとつ見て行くとたいへんに時間がかかりますので、この中から有能な現地案内人になりうるホームページを先に二つ挙げておきます。
 
 一つ目は「小樽市役所」ホームページ。http://www.city.otaru.hokkaido.jp/ これは小樽市役所の企画部が作っている市役所の公式ホームページです。つねに小樽関連の最新情報が掲載されている。例えば「今現在の小樽市の人口はどれくらいなのだろう?」といった質問には、昨日までの住民台帳手続きを通った正確無比な「小樽市の人口」データを提供してくれています。
 そういった市役所情報もありがたいのですが、それ以外にも、ホームページに付いている「リンク集」=市に関連する各種団体・組織のホームページへ行けるように「窓口(アドレス)」を集めたものがとても充実しています。特に各公共施設への案内は便利です。
 このホームページを先に開いて、ここのリンク集から、例えば「市立小樽図書館」ホームページに行って「今日は何時まで開館しているか?」を確認する。例えば「市立小樽文学館」ホームページに行って場所と今やっている特設展示を確認する。事前にそうやっていくつか細かいところをチェックしておけば、短い休日の時間も有効に使えるというものです。動きが全然ちがいます。(もっと言えば、このホームページ・チェックの時点で図書館の蔵書検索もできればもっと良いのですが…)
 
 知っているととても便利なホームページの二つ目は小樽観光振興誘致協議会のホームページ、「小樽マニア大集合」http://www.otaru.gr.jp/です。
 ここのリンク集「リンク!リンク!リンク!」の特色は、小樽市内を観光する際に必要な情報がほとんど全て集められていることでしょう。主要なお店・ホテル・交通機関…の情報が充実。ですから、ここと市役所ホームページを使い分けると、ほぼ、小樽市内の主要な情報・アドレスをカバーしたと言ってもよいのではないでしょうか。
 そして、ここは、営利を目的としない個人のホームページも数多く集められているのが大きな特色です。この、「営利/非営利」の壁にあまりこだわらない小樽独特の感覚が何に由来するのかはよくわからないところですが、歴然と、他の観光都市のホームページとは一線を画しています。
 
 そんな、小樽の気風を上手く表現しているホームページが、上に紹介した「K’s Photo Album」。http://www3.ocn.ne.jp/~caprice/photo-index.html モノクロームに包まれた1980年代の小樽。まさに、インターネットでなければもはや辿りつけない幻想の小樽の街です。
 
 
 これも「小樽マニア大集合!」のリンク集を通じて見つけました。本当に、「大集合!」は宝の山…という感じがします。次回も、ここからいくつかのホームページをご紹介したいと思います。